posted by Minako on 7月 18
『突然死』とか『瞬間死』という言葉をご存知ですか？
普段は考えた事が無かった、この『死』について、考えさせられる事がありました。
５分前まで笑い、楽しそうに話をしていた相手が突然急変。数十分後には亡くなってしまう。。そんな瞬間を目の当たりにしました。皆で行った必死の救命処置の甲斐もなく、旅立ってしまった命は二度と戻ってくる事はありませんでした。
その数日後、心臓外科の医師と話す機会がありました。
症状が起こってから１時間以内に亡くなることを『瞬間死』といい、２４時間以内に亡くなることを『突然死』というそうです。
瞬間死の多くは心臓や脳に症状が出た場合に起こるそうです。
先日の解剖実習でも学びましたが、人間の心臓は、普通にしている状態（得に運動していない状態）で、１分間に約５リットルもの血液を身体に送り出しています。この量、スゴすぎます！
酸素は血液によって運ばれる訳ですから、この血液の流れが滞り停まってしまうと、脳や身体に十分な酸素と栄養が行き届かず、機能が停まってしまうのです。
先生によると、元々高血圧の人や、動脈硬化がある人などは、急な運動やストレスで血圧が高くなると、脳や心臓の血管がプツンと切れてしまうことがあるそうです。血管が切れると当然、血流が妨げられ、突然死に至ることが多いそうです。
これを聞いて、先日の解剖実習で見た動脈を思い出しました。献体となって下さった方の解剖を進めていくと、動脈にたどり着きました。動脈を切断すると、その管の内側にはコレストロールがこびりついており、管が極端に狭まっているのを見ました。
よく、コレストロールが高いと身体に悪いという話を聞きますが、こんなふうにコレストロールが血管にこびりついてしまうなんて、、驚きでした。
普段の生活の中で、血行促進について私たちが出来る事。それは色々あると思います。
主となるのは、身体を作っている食べ物。そして大切なのが、適度な運動。そしてマッサージも血行促進には効果があります。
ハワイにいらっしゃる皆さんは、長時間の飛行で、身体が凝り固まってる方が多いです。血行が悪くなり、脚が浮腫んでしまう人も多いです。こんな方々に提案したいのは、機内で多くの水を飲む事。水を飲んで血液がドロドロにならないように対策して下さい。そして、ハワイ到着後はマッサージを受けて血行をよくしましょう。
